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EtherCAT & TSN 技術作業部会キックオフミーティング

2018/08 | EtherCATとタイムセンシティブネットワーキング(TSN)に関する新しい技術作業部会(TWG)をETG主導で設立し、はじめての会議を7月下旬に開催しました。現在16社がメンバであり、産業用スイッチングハブメーカとして最大規模の2社と主要なハイテク企業が参加しています。

このTWGではEtherCATとTSNの協調動作に対する取り組みを行います。この機能に対応したプロファイル仕様書の最初のバージョンは昨年に公開しました。ETGが提案するTSNを活用した機能によって実現できる内容は、EtherCAT自体には何も変更を加えません。これは新しい技術仕様バージョンではなく拡張であり、EtherCATセグメントを異種プロトコルの流れるTSNネットワークに接続できるようになります。EtherCAT技術の利点は全て維持し、TSN技術の利点も併せて活用できます。

 TWGはIEEE802.1 TSNタスクグループ(TG)との協力体制を尊重し、JWG IEC/IEEE 50802とのリエゾンによって公式なパートナシップを確立しました。TWG参加企業の多数はLNI 4.0 TSNテストベッドでも共同作業を行っています。これにより、EtherCAT-TSNアプローチだけでなくTSNネットワークを他のメーカやネットワーク技術とともに使用するテストでも適合性を実現するための支援を得られ、仕様のギャップに対処できました。ETGと同様、LNI 4.0は小規模から中規模のデバイスメーカや装置メーカに支持されています。この結果、このグループはTSN規格化完了にあわせて直ちに対応できる相互運用可能なソリューションを使用できることになりました。

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